目の症状
ふと気になっていること、ありませんか?下記項目から該当する症状がありましたら、クリックして下さい。説明内容をご覧になれます。是非参考にしてください。
他にも症状にはいろいろありますが、気になる症状があればまずは眼科受診してください。
充血の場合と出血の場合があります。
充血は炎症で血管が拡張して、その血管がスジ状に見えるものですが、スジ状ではなく白目全体がどんよりと赤い場合もあります。
細菌やアレルギーによる結膜炎のことが多いのですが、上強膜炎、強膜炎、虹彩炎、点状表層角膜症、ドライアイなどの結膜以外が原因のこともあります。 コンタクトをしている場合、角膜に傷がついていたり、はめたまま寝てしまい角膜が酸素不足でただれてしまっている場合もあります。コンタクトをしている方は装用を中止してください。
すぐに眼科受診していただくのがお勧めですが、市販の結膜炎の目薬で様子をみていた場合でも、2-3日しても症状が改善しないときは受診してください。
出血の場合はいかにも血液という感じで、鮮赤~朱色である程度広がりのあるものです。 結膜下出血といって結膜の裏側にある血管が中で切れて、出た血液が透明な結膜を通して透けて見えている状態です。皮膚でいうと打撲後の青あざ(皮下出血)みたいなものです。
皮下出血と同様、放置しても通常数日~1・2週間で吸収されますが、再出血することもあります。目の中の網膜にも出血している場合もありますので、眼科受診しましょう。 年に何度も出血する場合には脳の血管が切れる前兆のことがあります。
細菌やウィルス、アレルギーなどで結膜炎を起こしていることが大部分です。 ごく軽い場合には自然に治る場合もありますが、長く続いている場合は涙が鼻に出て行く通り道(涙道)の途中にある涙嚢(るいのう)という袋が炎症を起こして化膿していることがあります。
また、赤ちゃんが生まれた時から目ヤニが続いている場合は、涙道が生まれつき膜で塞がっているために感染を起こしやすくなっている時があり、しばらく点眼薬治療とマッサージで様子みたり、膜を破って涙道を開通させてやることもあります。原因によって治療法が異なりますので、悪くならないうちに早めに受診しましょう。
アレルギー性結膜炎の症状の一つとして知られていますが、他にも、なみだの排水路である涙道が気づかないう ちに炎症でつまってしまい目のところであふれ出てしまったり、まつげが内側に向かって生えている「さかまつげ」の刺激で出ることもあります。 知覚が敏感 な人は冷たい風にあたるとなみだが出たり、意外と思われるかもしれませんが、ドライアイの場合に乾燥による刺激で逆になみだがジワッと出る場合もあります。
抜けたまつげがうまいこと?なみだの排水口(涙点)にはまりこんで涙点を塞いでしまい、結果なみだがあふれていたなんていうこともありました。
原因によって対処法が異なりますが、結膜炎は点眼薬で治療します。 さかまつげは抜きますが、重症の場合は手術が必要なときもあります。 涙道がつまっている場合は、根治するには手術しかありません。
花粉やダニ、カビ、動物の毛やフケなどに対してアレルギー反応を起こすアレルギー性結膜炎に多い症状です が、必ずしもアレルギーとはかぎりません。 さかまつげが目を傷つけていることもあります。 かゆいからといってこすってしまうとまぶたや結膜がはれてし まい、ひどい場合には白目の結膜がブヨブヨになってまぶたからはみだしてしまうこともあります。
点眼薬での治療が必要です。
結膜炎のほか、角膜(黒目)の上皮が傷ついていたり、ドライアイ、さかまつげ、抜けたまつげが目の中にはいっていたりして、それらの刺激でピクピクすることがあります。 この場合は原因を取り除けば症状もおさまります。
また、脳レベルでの神経の障害でおきることもあり、その場合は病院をご紹介しますが、重症の場合はまぶたの近くにボツリヌス毒素を注射したり、手術にいたる場合もあります。
ストレスやカフェインが原因のこともあります。
近視、遠視、乱視、老視(老眼)のほかに、病気のことがしばしばあります。 2-3秒、数分、数十分で回復 するものや長く持続するもの、突然起きる場合や、何ヶ月、何年もかけて徐々に起きる場合もあります。 心配のないものから失明にいたる場合のあるものまで 原因はひじょうに多くの病気で起きるため、眼科できちんと診察を受けてください。目が原因でなく脳の問題であることもあります。
白内障になると初期には明るいところでまぶしかったり、暗いところでひじょうに見にくかったり、さらに進むとお月様が2つ3つに見えたりします。もっと進むと全体にかすんで見にくくなります。
また老化が原因となる加齢黄斑変性では、見ている対象物やその付近だけがまったく見えなかったり、ゆがんで見えたりすることがあります。
コンタクトでは普通に見えるけれどメガネだと見にくくなってきたという場合にはメガネが古くなって傷だらけになっていたり、コーティングがはがれているなんていう時もありますよ。
まぶたの脂肪の分泌腺、汗腺やまつげの毛嚢に生じた細菌性の急性化膿性炎症で、うみがたまっています。
抗生剤の点眼薬、内服、ぬりぐすりで経過をみますが、うみがたまっている所がはっきりしている場合には、切開してうみを出してやると早く良くなります。 ただし自分でつぶしたりすると、あらたに細菌が入ったり、見た目がきたない瘢痕が残りやすくなりますので自分ではつぶさないようにしましょう。
脂肪の分泌腺の炎症が長く続いたときにできます。そこに新たに感染をおこすと化膿します。炎症がすでに おさまりしこりだけなら、無治療でも長い時間をかけて自然に吸収されて小さくなっていくことが多いのですが、まだ炎症をおこしていたり結膜炎も起こしてい ることも多いので、まずは点眼治療をします。
まぶたの裏に注射をしたり、手術で取り除くこともあります。
目は体と同様、使いすぎれば当然疲れます。
パソコンや携帯メールを長時間続ければ疲れるだけでなく視力も 短期間のうちに極端に悪くなることがあります。さらに肩こり、頭痛にもつながります。ほかに遠視、近視、乱視、老視などが正しく矯正されていなかったり、 視力に左右差があったり、斜視、結膜炎や虹彩炎、ドライアイ、緑内障などの病気が原因のこともありますので受診が必要です。
目を使いすぎて疲れたときは作業を中止して目を休めて下さい。 やけどしない程度の熱さの湯をしぼったタオルでまぶたの上から目をあたためると楽になります。
この症状を飛蚊症(ひぶんしょう)といいます。 黒いものだったり透明なアメーバのようだったり、虫のようだったり、髪の毛のようだったり、色や形、数はさまざまです。 中にはそれが大きいため邪魔になって読んでいる字がそこだけ見えないこともあります。
飛蚊症の大部分は病気ではなく目の老化によって起きるものですが、眼球の内部の炎症や出血、網膜はく離のこともあります。 何年も変わらないような飛蚊症 はまず問題ありませんが、急に出てきた、増えた、気になる場合はできるだけ早く精密検査を受けてください。 飛蚊症が原因ではなく視野の中に見えない部分 があるときは、網膜や視神経の病気、頭の中の病気のことがあります。
目の周りの骨の部分が痛かったり、眼球ではなく眼球の後ろの方が痛む場合には、目が原因ではなく副鼻腔炎の ことがあります。鼻の症状があったり、微熱が続いている場合はまず耳鼻科でみてもらうことをお勧めします。 また視神経の炎症や糖尿病による脳神経麻痺に 目の奥の痛みが伴う場合があります。
まずそれが片目で見たときにも二重に見えるのか、両目で見たときには二重に見えるが片目ずつではふつうに見えるのか確かめてください。
片目ずつではふつうに見えるという場合は、斜視の場合もありますが主に脳や体に原因があることが考えられます。 この場合は脳神経外科や神経内科、総合病院の眼科を受診しましょう。
片目で見ても二重に見えるときは、そちらの目に異常があります。乱視や白内障、角膜の異常、網膜の中心部がはれていたり、網膜はく離がみつかることもあります。
裸眼では良いのにメガネをかけると二重に見える場合はメガネに問題があります。
ドライアイとは目がかわく病気です。目が乾くからと市販の目薬ですませていませんか?体の病気の一症状として目がかわくこともあります。ドライアイについて正しく理解し、眼科できちんと検査を受けましょう。
目が疲れやすい
なんとなく目に不快感がある
モノがかすんで見える
目やにが出る
理由もなく涙が出る
目がかゆい
かわいたかんじがする
光をみるとまぶしい
目が痛い
目がゴロゴロする
目が赤い
五つ以上あてはまったらドライアイの可能性があります。
ドライアイにはさまざまな原因が!
涙の量の減少、成分の変化
病気(涙腺の異常をおこすシェーグレン症候群など)、一部の薬剤、不規則な生活、加齢など
まばたきが少ない
VDT※作業、読書など
※パソコン、テレビゲーム、携帯電話など
涙が蒸発しやすい
乾燥した空気、空調の風が直接当たる、目がもともと大きいなど
その他
コンタクトレンズ装用、紫外線など
主に涙の基礎分泌量(目を潤しているなみだの量)を測る検査です。まぶたと目の間に試験紙をはさみ、5分間でどのくらい濡れるか測定します。
まばたきによってなみだが目の表面を覆ってから、乾燥によって角膜表面にドライスポットが出現するまでの時間をBreakup Time (BUT) といいます。 これは角膜上に拡がったなみだの安定性を表しており、涙の質が悪いと短縮します。
通常、目を開いてからドライスポットが出現するまでの時間をストップウォッチで何回か測定しますが、たかぎ眼科クリニックではTSAS(ティーサス)というドライアイ・スクリーニングソフトウェアを用いてより精密に検査し、時間的な変化をわかりやすく視覚化して説明させていただきます。
ドライアイの検査はこれだけでなく、角膜・結膜の表面をフルオレセインという色素で染色したりローズベンガルという色素で染色したりして総合的に診断します。
残念ながら主涙腺から出るなみだの分泌そのものを増やす薬は今のところありません。少ないものは補う、目に起きた障害をなおす、そのためにまずは目薬で治療します。
ヒアルロンサンや人口涙液を使用します。最近では、結膜から水分の分泌を促して涙を増やしたり、涙を目の表面に安定して接着させる作用を持つムチンという物質の分泌を促す目薬や副涙腺からの涙の分泌を増やしてくれる目薬があります。 なみだの質が悪い場合は目をあたためていただくこともあります。
なみだは目の表面を潤した後、鼻に排水されます。その排水口にあたる部分が上下のまぶたの目頭がわにある涙点(るいてん)です。少ないなりに出た涙を、排水されないようにする方法です。涙点にシリコンでできた栓(プラグ)をはめますが、自然に抜け落ちてしまうこともあります。最近ではプラグが液体で出来ていて、しばらくすると涙点のなかで固まるタイプのものもあります。
上記の方法でも効果が無いような重症のドライアイには、手術が必要になることがあります。 涙点を縫って閉じてしまったり、熱でなみだの排水路を癒着させて、なみだが鼻のほうに出て行かないようにするものです。